「どこに行くか」と同じくらい大切なこと
例えば。あくまでも例えばの話です。
「山梨に行きたいんですけど、どうしたらいいでしょうか?」という質問を受けたとします。
さて、あなたならどう回答するでしょうか。
「なんで山梨?」とか「甲府か、韮崎かで変わるけど」とか、そういうことはひとまずおいておくとして。皆さんのアタマに浮かんでる「疑問」はこれだと思います。
「そもそも、どこから?」
一概に「山梨に行く」と言っても、東京からか、大阪からか、はたまた北海道からか、沖縄からか、ニューヨークからか、ブエノスアイレスからかで、いろいろ全然違ってきます。
そりゃそうですね。出発地点が違えば、目的地が同じだったとしても、「どうしたら良いか」はたまた「どういう交通手段を使えばいいか」は、全く違ってくるはずです。
というか、「ニューヨークだのブエノスアイレスだのから、山梨を目指すなんてことある?」という疑問はさておいて。
人生も「同じこと」だと思いませんか?
よく「理想を見よう」と言いますし、それはめちゃ重要なことだとは思います。でも、ぼくはそれと同じくらい「いま自分がどこにいるか」を知ることが必要なことだと思うのです。
いまいる場所(地点)がわかり、目的地がわかると、ルートが自ずと見えてきます。
裏を返すと、いまいる場所を把握しないまま目的地を設定すると、沖縄から電車で山梨を目指そうとしたり、逆に甲府市から韮崎市まで飛行機で行こうとしてしまうことになりかねないのです。
そもそも、沖縄には電車がないけどね! というツッコミは無視します。
目的地が同じでも、ルートは違って良い。むしろ違うはず
人は理想を見たとき、「先にそこにたどり着いている人」を見ることがあります。
例えば「自分が人を笑顔にしたい」と思ったら、既に人々を笑顔にすることを実現している人が目の前に現れたりする。その結果、「あんな風になりたい」「あんな人になりたい」と思うことは多々あります。
それはそれで、素晴らしいこと。でも、その人と同じルートを辿ってそこにいく必要はないはずです。むしろ、今まで見てきた通り、同じルートなんて辿れない可能性のほうが高いはず、なのです。本当は。
なのに、人は自分が「あんな風になりたい」「ああいう人になりたい」と思ったことを、そのままやってしまう傾向にあります。言い換えれば、同じルートを辿ろうとしがちです。
人のことは言えません。ぼくも実際、そうだったわけですから。
ぼくの場合、「人を幸せにしたい」とか「目の前の人を笑顔にしたい」と思っていた時期があります。で、そのために、直接的に人と関わることで人を笑顔にする、人の幸せに関わる「サービス業」の仕事に就いたことがあります。
でもぼくの場合、「人見知り」「コミュニケーション下手」「笑顔がウソくさい」というサービス業に向かない三種の神器を揃えていたこともあって、うまくいきませんでした。
そんなに向いていないのに、どうしてその仕事を選んだのか。それは、その仕事で「目の前の人を幸せにしている」人を見ていたから。
要は自分が目指すゴールに辿り着くためには「そのルートしかない」「この仕事をするしかない」と思ったわけです。
例えて言うなら、ぼくが憧れていた人たちは東京から山梨まで車で向かっていたのかもしれません。でも、ぼくの出発点が山口県だったとしたら・・・? 山口から車で山梨に行くのは、あまりに遠すぎます。
というわけで、ぼくは車で向かうことをやめ、新幹線に乗ることにしたわけです。
自分をどう使えば、「目的地」にたどり着けるかを考える
自分が成し遂げたいこと、目指したいことにどう到達するか。
それは、自分の中にこそ答えがある。ぼくはそう思っています。
例えば、「人を幸せにする」「人を笑顔にする」ことを仕事にしたいと思って、芸人として活動することを選んだ人がいたとします。それはそれで、いいでしょう。
でも「人を幸せにする」「人を笑顔にする」ことができるのは、芸人さんだけではありません。
美味しいラーメンを食べたら、人は幸せになり、笑顔にもなります。あるいは、楽しくお酒を飲んだり、あるいは美しい風景を見ても、人は幸せを感じ、笑顔になります。
なので「自分が設定したゴールに至る道は、無限に存在している」とぼくは言いたいのです。そして、そのゴールに辿り着くための「手段」は、誰でもそれぞれに持ち合わせている。
それこそが、あなたが持っている「才能」だと、ぼくは信じて疑いません。
ぼくの場合、人と面と向かって話をすることは苦手だし、サービス業の才能はさっぱりありませんでした。でも、ぼくは文章を書くことができる。そして、その文章を読んだ人が幸せを感じたり、笑えたり、時には泣けたり、感動する・・・ということが実現できる。
うん。実現できているはずだ。実現できてるんじゃないかな。まちょっとは覚悟しておけ(急速に『関白宣言』化しつつ)。
それは言い換えれば、ぼく自身の才能を活かして人に幸せを提供したり、人を笑顔にできている、とも言える。最近はそう思っているのです。
「自分では気付かない自分」を発掘する
大切なことは、手段でもルートでもなくて「出発点と目的地を把握すること」。それさえあれば、ルートは自ずと見えてくる。
とはいえ、自分の出発点、あるいは才能や特質に気付くのは、自分一人では大変難しいことです。自分のことは、自分が一番わからない。
ぼくだって、サービス業の仕事を始める前は「向いてるんじゃないか」とすら自分で思っていたくらいですから、自分に対する自分自身の評価というのは、かなりアテにならないと思ったほうが良い、と僕は思っています。自分のことが一番わからないのが自分ですから。
なので、こんなサービスを始めてみることにしました。
ぼくが20年のライター経験で培ってきたヒアリング力を使って、あなたの「本当の才能」を発掘します。その上で、ライターとしてそれを「どう発信していくか?」「どうしたら伝わるか?」まで、お話できたらと思います。
・目指したい方向性はあるけれど、何をしたら良いかわからない
・自分の才能がどこにあるのか、何が向いているのか知りたい
・今やっているビジネスで成功するにはどうしたら良いかを悩んでいる
・自分をどうPRしていけばいいかが不明確(わからない)
・自分の才能を発揮して世の中の役に立ちたいけれど、どうしたら良いかわからない
こんな方々のお役に立てます。
あなたの「才能の源泉」や「目指したい目的地」あるいは「どのように自分自身をPR(プロデュース)したら良いか?」などについて、ヒアリングを重ねながら一緒に答えを見つけていきましょう。
しばらくは、サービス開始特別価格として5,500円(税込)でご案内させていただきます。
いつまでこの価格でやるかは不明です。
気まぐれな人なので、明日には「やめた!」と言いかねないですし、あんまりにも依頼が来ないとスネて止めちゃいかねないので、お早めにぜひ。