唐突ですが『VIVANT』見ました?
いつの話をしとんねん・・・と思われるでしょう。ぼくもそう思います。が、書かずにはいられないのです。
『VIVANT』について全く知らない、という方は少ないでしょう。2023年、TBSで放送した堺雅人さん主演のドラマです。壮大なストーリー、緻密に練り込まれた伏線、豪華な俳優陣・・・てな具合で大いに話題になったのですが、ぼくは本放送ではスルーしておりました。
なのですが、年末に放送された再編集版の第一部を見て「面白い!」「続きが気になりすぎる」「このままでは2024年を迎えられない」(一部大げさ)となり、結局まんまと全編見てしまいました。
『VIVANT』って何? それっておいしいの? という方は概要を掴むためにこちらを読んでいただければと思いますが、個人的にはいかなる手段を尽くしてでも全編ご覧いただくことをオススメします。
こういうドラマを見ていると、だいたい主役とかヒロインとかに目が行くわけなのですが「地味だけど甘く見てはいけない登場人物」が必ずいますよね。
『VIVANT』の場合にも、もちろん色々いますけども、敢えて書かないでおきます(本当は話をしたくて仕方がない)。
どんなに物語が良くできていたとしても、メインキャストがどんなにしっかりしていたとしても、細かいところでアラが目立ったり、違和感があると一気に興ざめしてしまうわけです。
ですが、こういうことは当然ビジネスにおいても起こりうるわけです。
あ、別に取引先の営業担当が実は公安だったとか、ただのフリーライターと見せかけて実は別班だとか、そういう話ではありません(当たり前)。
「地味だけど甘く見てはいけないもの」があるという話です。
ビジネスにおいては「プロフィール」が「地味だけど甘く見てはいけないもの」の筆頭として挙げられる。私はそう思っています。
フリーランスはプロフィールが9割
↑などと、それっぽい見出しを付けてみたわけですが・・・。
「プロフィール」なんて、別に自分がやってきたこととか、実績を書いておけばいいんだから、そんなに難しくないでしょ・・・と思った方もいるかもしれません。
が、その発想自体が「甘く見ている」証拠なのですよ(バンバン←机を両手で叩く音)
プロフィールは、あなたのことをお客さん(正確に言えば「お客さん候補」の皆さん)に知ってもらうための重要なツールです。ここであなたがお客さんに「刺さる」メッセージを届けることができれば、あなたのビジネスは成功に限りなく近づいたと言えます。いやマジのマジです。
あなたが提供している商品やサービスは、似たようなものを他の人も提供している可能性があります。しかし、あなたという人間はあなた一人しかいません。
商品やサービスを磨いたり、特徴を作ることはもちろん大切です。でも、あなたがどういう想いでビジネスを展開しているのか、どういう背景があるのかを発信することは、それ以上に大切です。
類似した商品・サービスを提供する人が何人かいた場合、どうせなら「人柄がわかる」とか「この人を応援したい」とか「この人のファンだから」という理由で選んだりしませんか? プロフィールは「ぜひともあなたから買いたい」と思ってもらうきっかけになる、言わばお客さんに自分を「選んでもらう」ためのツールの一つです。
商品やサービスそのものをきちんと組み立てたり、その内容をしっかりと伝えることはもちろん大切です。ですが、商品・サービス自体の魅力を磨くことに加え、自分自身をどうPRしていくべきか。ここを甘く見ずにきちんと取り組んでいくことが、実はビジネス成功のカギとも言えます。
2024年も始まったばかりです。そしてもうすぐ立春(今年は2月4日)ですね。昔は、この「立春」の日を新しい1年のスタートとしていました。
この機会にプロフィールを見直してみることをオススメします。